性感染症の怖さ
性感染症の怖さは、その自覚症状の発生率の低さです。近年感染者が多いクラジミアは、男性でも5割、女性にいたっては2割ほどしか自覚症状が現れません。
通常私たちは、生活を営む上で病気の自覚症状が無いと、健康だと思いがちです。しかしそれは表向きだけで、じわじわと性感染症の病原菌は体を蝕んでいるのです。これは気がついたときには病状が進んでいるという怖さももちろんですが、性感染症のキャリアであることを自覚しないままに、多くの人と性的接触を持ってしまうと、結果的に性感染症の病原菌を撒き散らしてしまうことになるのです。そしてその人たちがまた更に無自覚のままに病原菌をばら撒くことになるわけです。
その上、性感染症の怖さはそれだけではありません。性感染症を自覚症状が無いがために自覚が無いままに放置すると、女性の場合には多くの生殖機能にダメージを受けてしまいます。病気によって変わりますが、女性が感染する性感染症の多くは、進行すると子宮や卵巣、卵管やそれらをつなぐ器官などに炎症などのダメージを与えます。これがのちのちになって流産の原因となったり不妊の原因となったりすることが分かってきたのです。
最近では性感染症が助成の不妊症の原因になることは常識となりつつありますが、男性の場合にも、睾丸などの生殖機能に影響を与えることがあります。性感染症は自覚症状が現れなくても、時間をかけて生殖器官を蝕んでしまいます。性感染症を放置することは、長い時間をかけて爆弾を仕掛けているようなものなのです。
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